Project A&Yの日記

フィリピンで見つけたプロダクツの販売をする『Project A&Y』の男女二人がそれぞれの生活について語ります。読書、本、アート、旅行から海外生活まで。

フィリピンの貧富の差

先日Forbsでフィリピンの資産家ランキングトップ50なるものが発表されました。

 

www.forbes.com

 

日本では、フィリピンというと貧困層というイメージがすぐに湧きますが

このランキングに入ってくるようなお金持ちは

日本の富裕層と変わらない資産を持っています。

 

先日のブログでフィリピンの人口構成のお話をしましたが

このままの貧困の差を保ちつつ人口が増えて国内の消費が増えていけば

彼らの資産も増え続けるのではないでしょうか。

(勿論、物事はそう単純でないとは理解した上で相対的に見てということです)

 

現に、去年発表された額よりも資産を増やしている方が多いように思いますし

一位のHenry Sy氏はSMという

フィリピン1のショッピングモールのオーナーでもあります。

(ちなみにこのSMという名前はShoe Martから来ており、

もともとは靴屋さんだったという事ですが、その話はまたいつか)

 

つまり大衆を相手に商売するショッピングモールですから

そのターゲットが増えるに連れて利益を上げていくというのは自然でしょう。

 

マニラで生活していると困るのが何よりも渋滞ですが

つまりそこまで車を保有する人間がいるという事でもあります。

 

日本でフィリピンといえば、貧困、発展途上国というイメージになりがちですが

国を冷静に見た時に、富の層も理解しなければ偏った理解になりかねません。

 

ボランティアなどで来ている学生を見ていて思うのは

労働力や食料の無償提供以外に

この国内での経済活動を模索する道は何かないのかということです。

 

確かに、お腹をすかせている人を見たら食べ物をあげたくなる

怪我をしている人がいたら病院に連れて行ってあげたくなるのは人情ですが

どうしてもその一時的な解決に疑問を持たずにはいられません。

 

この国に住んでいるかぎり、このモヤモヤを解消する道はないのだろうか。

そして同時に、自分もその富裕層から仕事を頂いているのも事実です。

 

パートナーのAとは違って私は未だに

エシカルファッションとはなんぞやという問いから抜け出せませんが

(彼女もそうかもしれませんが)

 

実際にフィリピンで生活している私が

Project A&Yで自分の倫理の範囲内で許せるものを扱うことで

少しでもローカルなマーケットに頑張ってもらいたいという

私のせめてものフィリピン経済への協力だったりするわけです。

 

projectay.theshop.jp