Project A&Yの日記

フィリピンで見つけたプロダクツの販売をする『Project A&Y』の男女二人がそれぞれの生活について語ります。読書、本、アート、旅行から海外生活まで。

Land of Opportunity #1

ここ数日、激しい頭痛に悩まされ、ベッドで寝込むほどだったのですが、ずっと横になっていると余計悪化する説を聞いて、映画でも見るかーと開けたHulu。当然、思い内容の映画は見たくないから、コメディを観ようと思いますね。先日、観ようとして途中でやめていた「40歳からの家族ケーカク(THIS IS 40)」をまずはと思って見たら、最近見ていなかったアメリカのコメディに一気に食いついてしまいました。この、ずーっとしゃべっている、言いあっている、女の人なんかはもう顔が真っ赤になって血管が浮き出そうになりながらしゃべるこの、うるさい感じ!好きなんですねェ。いや、ところどころで笑えて、全体として、嫌じゃないハッピーエンドで終わるところがこの種のコメディのよいところです。そして、映画の舞台のアメリカの風景に、なんとなく憧れも持ちます。(これはもう、起源は幼少期からの刷り込みなんだと思います。)

でもこの種のコメディのよくないところは、邦題が何とも言えないこと。「40歳からの家族ケーカク」だなんて、なんでいきなり「計画」をケータイかのように、ケーカクと?しかも40歳じゃあちょっとまだ先の話だななんて思ったりして、TSUTAYAで見ても、もしかすると手にしない類いの映画かもしれません。このふざけた邦題には当たり外れがあるのかもしれませんが、私は割とこの種のコメディが好きです。

これまで、この種のコメディといったら、私の中ではオーウェン・ウィルソン主演作、ちょっとおしゃれになるとウェス・アンダーソン(彼はオーウェン・ウィルソンと大学で同級生ですね)作がアタリだったのですが、また(やっと)新しい人を見つけました。それはジャド・アパトー。俳優ではなく、脚本や製作の方の方です。何で今まで見ていなかったんだろうというぐらい、彼の関連作は見ていませんでした。

そもそも「40歳からの家族ケーカク」を観ようと思ったのは、最近愛読し、私の中での教科書となった『ヤング・アダルトU.S.A.』に載っていて、ジャド・アパトーという人物をフィーチャーしていて、それで彼に興味を持ったから、というよりも、この映画には、レナ・ダナムが出ているという情報を知ったから。それで見てみたらあれまと気に入ってしまい、ジャド・アパトーの映画を見ようと、このあと立て続けに

「ふたりだけのパラダイス(Wanderlust)」

「ディック&ジェーン 史上最強の復讐計画(Dick & Jane)」

「無ケーカクの命中男(The Knocked Up)」

「素敵な人生の終わり方(Funny People)」←いまここ 見終わったとこ

と見ています。3日で。

 

映画はときに後味が悪かったり、ちょっと引きずってしまったりすることがありますが、この種のコメディは笑えて、一貫してほどよくハートウォーミングな要素があって、ハッピーエンドだから好きです。さきほど見終わった「素敵な人生の終わり方」はコメディではあるけれど、これらの映画の中でも割とシリアスな内容でそれもまたよかったです。(ヒップホップファンとしては、ウータンのRZAとエミネムが出演しているところにもウケた)

前述の教科書『ヤング・アダルトUSA』が教えてくれたのは、「ブロマンス」というジャンルがあるということ。Brother Romanceです。男同士の友情です。大人気「ハングオーバー」なんかがそれです。「バカやってるおれら」感です。私はその友情に共感をするわけではないけど、そんな世界を映画で作ってみたくなってしまう衝動にはシンパシーを感じます。

上映中の話題の映画以外で見る映画というのは、上映中に見逃した以外なら、割とHulu やTSUTAYAでパッと選ぶっていうのが多い感じがしますが、製作者からたどっくていくのもまた面白いですね。まだまだジャド・アパトー制覇できていないので、見続けます。

 

このポストのタイトルは、「ディック&ジェーン」の中ででてきたセリフ「It's America! Land of Opportunity!」って言っていたのが印象に残ったので、アメリカへの愛情を込めてつけました。またこの種のアメリカ映画について書くときはこのタイトルで書こうかなと思います。

www.amazon.co.jp

projectay.theshop.jp